PMSが悪化するとPMDDという病気に!?PMDDとは?

PMDDって?

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PMSとは生理がはじまる1週間前~数日前に起こる、イライラや腹痛などの身体面・精神面の症状のことで、基本的に個人差はありますがだいたいの女性が経験する症状だと思われます。
一方、PMDDとは月経前不快気分障害の略で、女性の約5%に見られる症状です。
特にPMSより気分の悪化が著しく、日常生活に支障が出るほど強いものなのだそうです。

主な症状

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 自己卑下
 やる気の消失
 重度の抑うつ状態
 絶望感を感じる
 極度に緊張する

などが挙げられます。例としては、自分の感情が制御できなくなり涙が止まらなくなったり、人に対して攻撃的な言動をとってしまうことがあります。
これらは生理が始まって数日経てば治まり通常と変わらない状態に戻りますが、症状に心当たりがある方は早めに対策をするようにしましょう。

対処法

⇒イソフラボンやビタミンB6、亜鉛などのミネラル類を摂取

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PMSやPMDDの原因ははっきりと断定されていませんが、女性ホルモンバランスの乱れが関わっていることは間違いありません。
よって、女性ホルモンのバランスを整えるイソフラボンやビタミンB6、亜鉛などのミネラル類を積極的に摂取すると効果的です。
特にイソフラボンは体内で代謝されるとエクオールという物質に変換されますが、このエクオールは女性ホルモンの乱れの緩和に適していると言われており、
実際にエクオールを作れている女性と作れていない女性で比較したところ、前者の方がPMS症状が軽くなったというデータもあります。
しかしイソフラボンを体内で変換できる人の人数は約半分といわれており、確実に摂取したいならエクオールの含まれたサプリメントを服用することをおすすめします。

抗うつ剤の服用

病院へ行き、PMDDだと診断された場合は基本的にSSIRという抗うつ剤の一種を使用することになります。
SSIRにはフルボキサミン、パロキセチン、セルトラリンの3つがあります。いずれの薬もPMDD症状の人の50~65%に効果があると言われています。

漢方薬の服用

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加味逍遥散(かみしょうようさん)という漢方薬を服用したことで、30人中14人の人がPMDD症状が良くなったという試験のデータがあります。

規則正しい生活

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女性ホルモンの乱れはストレスも大きく関係しています。なるべくストレスを感じないような、規則正しい生活を心がけましょう。
疲れたときはしっかり休憩を取り、睡眠も十分にとりましょう。
無理のない適度なスポーツも気分をリフレッシュするのに効果的です。

いかがでしたか?どうしても我慢できないときは、すぐに病院へ足を運ぶことをおすすめします!

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